世界遺産・白川郷を訪れた際、「観光の後に温泉でゆっくりしたいけど、タトゥーがあるから心配…」と思っている方に朗報です。白川郷合掌集落から車で約15分の場所にある「大白川温泉 しらみずの湯」は、タトゥーがある方でも安心して利用できる温泉施設です。
実際に私も訪問してきましたので、この記事では施設の詳細情報や雰囲気、タトゥーに関する利用条件などを写真付きで詳しくレポートします。白川郷観光と温泉、両方を心ゆくまで楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
タトゥーがあってもOKの「しらみずの湯」基本情報
大白川温泉 しらみずの湯の基本情報
- 施設名: 大白川温泉 しらみずの湯
- 住所: 〒501-5507 岐阜県大野郡白川村平瀬247-7
- 電話番号: 05769-5-4126
- 営業時間:
- 4月1日~11月30日:10:00~21:00(最終受付20:30)
- 12月1日~3月31日:11:00~20:00(最終受付19:30)
- 定休日: 毎週水曜日(祝日の場合は営業。翌日が休館日となる場合あり)
- ※源泉調整のため臨時休業あり
- 利用料金:
- 大人(中学生以上):600円
- 小人(小・中学生):400円
- 未就学児:無料
- 団体割引(12名以上):大人500円、小人350円
- 公式サイト: https://www.hidahakusan.jp/
【重要】タトゥー・入墨OK?注意点も
- タトゥー・入れ墨: OK
- 利用条件: 公衆浴場でも問題なく利用可能。サイズや場所による制限はありません。
- 注意点: ただし、他の入浴者への配慮として、露骨に見せびらかすような行為は控えましょう。また、訪問前に念のため電話で確認することをおすすめします。私が電話したときはOKでした!
タトゥーOKの施設は地方ではまだまだ少ないため、白川郷周辺でこのような理解ある温泉施設があることは、タトゥーがある方にとって非常にありがたい存在です。
実際に行ってみた!しらみずの湯の魅力とレポート
癒やされる泉質と浴場の種類
【泉質と効能】
しらみずの湯の最大の特徴は、100%源泉掛け流しの天然温泉であること。14キロ離れた大白川から引いた源泉は、古くから「子宝の湯」として地元の人々に親しまれてきました。
- 泉質: ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性)
- 特徴: 塩味・硫黄味・微硫化水素臭のある、体の芯から温まる湯
- 効能:
- 美肌効果(弱アルカリ性のため、肌がツルツルに)
- 疲労回復
- 冷え性改善
- 筋肉痛・関節痛
- 神経痛
源泉掛け流しなので、お湯が常に新鮮で、浴槽に浸かるとじわじわと体が温まります。肌寒い日や冬の寒い日に訪れると、湯上がり後もポカポカが持続します。本当に気持ちいいんです。
【浴場の種類】
しらみずの湯には、多彩な浴槽が揃っています。
- 内湯(大浴場)
広々とした内湯は、大きな窓から自然光が差し込み、開放感抜群。ゆったりと手足を伸ばして入浴できます。 - 露天風呂
白山の雄大な山並みを眺めながら入浴できる露天風呂が、しらみずの湯の一番の魅力!特に秋の紅葉シーズンや冬の雪景色の中での入浴は格別です。自然の中で深呼吸すると、日頃のストレスが一気に吹き飛びます。 - ひのき湯
木の香りに包まれながら、リラックスできる檜風呂。木の温もりが心を落ち着かせてくれます。 - 寝湯
寝そべりながら入浴できる寝湯は、首や肩の疲れをほぐすのに最適。長時間の運転で凝り固まった体をじんわりとほぐしてくれます。 - 泡風呂
ジェットバス機能付きの泡風呂で、マッサージ効果も得られます。
サウナ: サウナの有無についてはうっかり忘れちゃったのですが、なかった記憶です。でも、サウナがなくても十分満足できる内容でした。
温泉から出た後も体がポカポカと温かく、美肌効果も実感できました。特に女性の方には、「子宝の湯」としての歴史だけでなく、美肌効果も嬉しいポイントですね。この付近は子宝系の神社が多かったような気がします。
木の匂い。癒やされる館内
しらみずの湯は、山間の静かな場所にある温泉施設で、建物は木のぬくもりを感じる和風の造り。
入口の案内です。カードやQRコード決済も使えますね。飲酒してる方ははいらないでね!などの注意書きも。
入口を入ると、清潔感のある明るいロビーが広がっており、スタッフの方も親切で温かく迎えてくれました。
流行り中のガチャガチャが並んでいて、最新を取り入れている感じがいいですね♬
施設全体が丁寧に清掃されており、脱衣所や浴室もとても清潔。タオルの有料レンタルもあるので、手ぶらで立ち寄ることも可能。
休憩所とお食事処など
温泉の後は、ゆっくりくつろげる休憩スペースが完備されています。左がお食事処、右が休憩室です。
畳敷きの休憩室が20畳分あり、ごろんと横になってリラックスできます。無料のお茶や冷水、Wi-Fiも完備されているので、湯上がりの時間を快適に過ごそう。
メニューがとってもおいしそうでした。ご当地メニュー・郷土料理なども。食べたかったです。
特にこの「すったて汁」ってやつ!茹でた大豆を石臼などですりつぶした「すったて」に味噌や醤油を加えた岐阜県白川村の郷土料理なんだって。味噌も大豆だし、濃厚な味噌汁みたいな感じでしょうか?ううーん!食べてみたかった!
マッサージ機
有料のマッサージチェアもあり、温泉後のリラクゼーションにぴったり。
その他のコーナー
- タオル販売:200円
- レンタルバスタオル:300円
- 回数券:12枚7,000円(お得!)
- 温泉の素の販売:自宅でもしらみずの湯気分を味わえる、オリジナルの入浴剤も販売しています。
【近隣施設:道の駅 白川郷】
しらみずの湯のすぐ隣には「道の駅 飛騨白山」があり、無料の足湯や白山文化について学べる休憩室、地元の特産品を購入できる売店があります。温泉の前後に立ち寄るのもおすすめです。
また、白川郷にも道の駅があるのであわせて紹介しますね!
中にはからぶき屋根の建物があり、どうやって建てていたのかなど見学できるものがあります。
こんな感じで2階部分も見えたの!道の駅に併設できてるってすごいですよね。
ついついやってしまいたくなる顔ハメパネル。
なんで飛騨白山の紹介じゃないの?って思いますよね。訪れた日は、なんと予定よりも早く閉店していたのです。。。。なので、道の駅白川郷の方をご紹介しました。
※道の駅飛騨白川は12月1日~3月31日まで冬季休業となります。
アクセス情報と駐車場:迷わず行ける道のり
車でのアクセスと駐車場情報
【車でのアクセス】
しらみずの湯は、白川郷合掌集落から車で約15分とアクセスが良く、国道156号線沿いにあるため迷わず到着できます。目印は道の駅「飛騨白山」です!
- 名古屋方面から: 東海北陸自動車道・白川郷ICより約10分
- 金沢方面から: 東海北陸自動車道・白川郷ICより約10分
- 高山方面から: 国道158号→国道156号経由で約50分
【駐車場情報】
- 駐車台数: 約30台(無料)
- 駐車場の位置: 施設のすぐ目の前にあり、温泉入口まで徒歩数秒
- 駐車のしやすさ: 平面駐車場で広々としており、大型車でも駐車可能
駐車場から温泉までの距離がほとんどないため、雨の日や冬の雪の日でも濡れずに入館できるのが嬉しいポイントです。また、道の駅「飛騨白山」と共用の駐車場なので、スペースにも余裕があります。道の駅の飛騨白山の駐車場もあるので、結構ひろいです。
【冬季の注意点】
白川郷周辺は冬季に積雪が多い地域です。12月~3月に訪れる際は、以下の点に注意してください。てか、豪雪すぎて、雪道運転の素人は結構怖いです。。。笑
- スタッドレスタイヤ必須: 路面凍結や積雪があるため、必ずスタッドレスタイヤを装着してください。
- チェーンの携行: 急な大雪に備えて、タイヤチェーンも携行しておくと安心です。
- 道路情報の確認: 出発前に道路状況や天気予報を確認しましょう。
公共交通機関でのアクセス
【公共交通機関】
車がない方でも、高速バスを利用してアクセスできるようです。
- 最寄りバス停: 「平瀬温泉」バス停(しらみずの湯まで徒歩約3分)
- 高山駅から: 濃飛バス白川郷行きで約1時間10分、「平瀬温泉」下車
- 白川郷バスターミナルから: 徒歩では遠いため、タクシー利用が便利(約15分)
ただし、バスの本数が限られているため、事前に時刻表を確認することをおすすめします。
まとめと利用する際の注意点
世界遺産・白川郷を訪れたら、ぜひ「大白川温泉 しらみずの湯」で旅の疲れを癒してください。タトゥーがあっても気兼ねなく入浴でき、100%源泉掛け流しの天然温泉と白山の絶景を楽しめる、素晴らしい温泉施設です。
しらみずの湯のおすすめポイント:
- タトゥーOKで安心して利用できる
- 源泉掛け流しの天然温泉(子宝の湯・美肌の湯)
- 白山の山並みを望む開放的な露天風呂
- 清潔で居心地の良い施設
- 郷土料理が楽しめる食事処
- 白川郷合掌集落から車で15分とアクセス良好
- リーズナブルな料金設定(大人600円)
白川郷観光とセットで、ぜひ訪れてみてください。特に冬の雪見風呂は、一生の思い出になること間違いなしです!
利用者が守りたいマナーとお願い
タトゥーOKの施設を利用できるのは、施設側の理解と配慮があってこそです。私たちタトゥーがある利用者も、他のお客様が快適に過ごせるよう、以下のマナーを守りましょう。
- 清潔に利用する: 浴槽に入る前はしっかりと体を洗い、タオルを湯船に入れない。
- 静かに過ごす: 大声で話したり、騒いだりせず、静かにリラックスできる空間を保つ。
- 他の利用者への配慮: タトゥーを見せびらかすような行為は控え、自然体で過ごす。
- 施設のルールを守る: 撮影禁止や利用時間など、施設のルールをしっかり守る。
今後も私たちが気持ちよく温泉を利用できるよう、マナーを守って大切に利用したいですね。そして、このような理解ある施設が増えていくことを願っています。
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